本()作は“絶対にだませない詐欺師”を主人公とするコメディ。超が付くお人よしのサラリーマン・絹咲正()(きぬさ()きただし)は、婚活パーティで出会った浅香澪に頼まれて彼女の父親に会いに()行()く。しかし、そこにいたのは裏社会に()もつながりのある大手()ゼネコン社長・貴島だった。貴島から5億円をだ()まし取ろうとしたものの失敗した澪は、貴島の支配下にあったのだ。リゾート会社社長から10億円を奪ってきたら許すと()貴島から告げられた正と澪。嘘がつけず悪いことができない正()にとって引き受けられない仕事だったが、彼のあまりの人の()よさから、詐欺計画は思わぬ方向()に転がって()いく。